· 

7月例会「説明文でアニマシオン〜4年生を想定〜 (おっさんズ 岩辺・金指・小山・渡部)」

7月例会報告「説明文のアニマシオン」

7月4日(土)7月例会を開きました。今回のアニメーターは「おっさんズ」、岩辺泰吏さん、小山公一さんが担当しました。

 今回のアニマシオンの対象は小学校4年生。現場の授業で実際に「やってみよう」と思えるアニマシオンを考えようと、おっさんズのメンバー(他に渡部康夫さん、金指孝造さん)が5回も集まり考えたのもので、細かなところまで考えられたとても楽しいアニマシオンでした。教材は教育出版の4年生国語教科書の「花を見つける手がかり」です。今回のねらいは、説明文の読解にクイズ的手法を組みこむことで、子どもたちの参加意欲を引き出すということ。また、クイズ決戦に備えて参加者が意識して問いを考えるというものでした。

 

■チームを組む

まず3人組のチームをつくりましたが、これもひと工夫されていました。参加者全員にカードが配られます。そこには「たぬきの子」とか「ゴーシュ」とか書かれています。そして前のホワイトボードに「風の又三郎」や「セロ弾きのゴーシュ」等宮沢賢治の作品名が貼られます。参加者に配られたカードはこの作品の登場人物で、これにより作品別に3人組のチームがつくられました。

■テキストを組み立てる

 次に、参加者ひとり一人に封筒が配られました。この中にA~Eの記号が記された5枚の文章が入っています。この文章が今回のテキスト「花を見つける手がかり」です。でも順番が

本文通りになっていません。そこで参加者が取り組んだのがこれを本文通りの順番に並べることです。グループで話し合って進めました。接続詞や全体の流れを考えて並べて行きました。そして文章が順番通りになったところで読み直し、この説明文のタイトルをグループで考えました。グループで考えた「ちょうのひみつ」「もんしろちょうのみつさがし」「ちょうの花の見つけ方」等のタイトルが前のホワイトボードに貼られました。

 さらにグループでテキストを読んで問題(クイズ)を考えました。5問から10問、答え

もしっかりメモします。例えば、「もんしろちょうは日本のどこにいるでしょう」(日本中どこでも)「もんしろちょうが集まる花の色の順番は?」(むらさき→黄色→青色→赤色)等、15分使ってグループでたくさんクイズを作りました。このクイズづくりをやるとテキストを何度もよく読みます。また何と言ってもグループで考える楽しさがあります。

■クイズで対決(「クイズ大作戦」)

 いよいよクイズで対決です。進行はアニメーターで、まず「チームはプラカードを掲げて指名を受けて発言する」とか「正解は1点で付け足しも1点が入る」とかのルールの説明がありました。

 そしてクイズ対決!!順番にクイズを出し、他のグループがその問題に答えていきました。これはかなり盛り上がって、中でも付け足しには「なるほど」「よく読んでいる」と思える意見がありました。2巡した後に「作戦タイム」。この作戦タイムは重要で、ここでクイズを再度作り直したりテキストを再読しました。再開後、もう一巡してクイズ対決は終わり、合計点で順位を決めました。まるで小学生にもどったように楽しく参加しました。

■サブタイトルをつける

 最後の取り組みです。クイズが終わりかなり読みが深まったところで、参加者ひとり一人

がサブタイトルを考え短冊に書きました。そしてそれをグループで初めに考えて前に貼ってあるタイトルの横に貼っていきました。これは前にやったことにつながる面白いことでした。

■関連した本の紹介

 最後に小山公一さんからチョウに関する本の紹介がありました。『チョウはなぜ飛ぶか』『チョウのはなし』『昆虫の体重測定』『科学のアルバム モンシロチョウ』『100このたまご モンシロチョウになれるかな?』の6冊につてわかりやすい説明がありました。テキストをよく読み、グループでクイズを考え、楽しくクイズ対決を取り組みました。教科書の説明文の読解がこんなに楽しくできるのは、やっぱりアニマシオンなのだと感服の2時間でした。(記録:笠井)