場所:文京シビックセンター4階会議室B
内容:立場をかえて考えてみよう~小学6年インターネットでニュースを読もうから~(近江)
平和と絵本とわたし〜世界へアピール〜(チームたまねぎ)
参加費:一般1000円 会員:500円 学生無料
お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井
『友だちがしんどくなくなる本』
石田光規著 講談社 14〇〇円(税別)
友だちが欲しいと思う一方、その友だちとのつき合いに難しさを感じる若者が多いと聞きます。著者は孤独・孤立を研究する社会学者です。友だちに関係する本を何冊も書いています。本書は、さまざまな方向から友だちについて言及しています。書いています。友だちは歴史上どのように変わってきたのか。ゲーム論を友だちづき合いに応用するとどうなるか。現代の友だちの決定的変化は何か。「人それぞれ」の問題点は何か。そして、SNSが人間関係を大きく変えてしまったことなど・・・。これを読むと友だちがしんどい理由もわかります。今の友だちづきあいで何に気を付ければいいのかもわかります。時々出てくる四コマ漫画はそのことを鋭く描いています。友だちのことで悩んでいる人は多いかと思います。ぜひ本書を手に取ってみてください。(笠井英彦)
『ダッドリーくんの⒓のおはなし』
さく フィリップ・レスナー
え アーノルド・ローベル
やく こみやゆう アノニマ・スタジオ 1800円(税別)
ダッドリーくんはなんでもポジティブに向かっていきます。こんな子ども時代がなくなってしまったのではないでしょうか。そう思いながら読んでいくと、今どきの子どもたちにこそ共有させたいおはなしだとつくづく思います。新しい町に引っ越してきたダッドリーくんには友だちがいません。外に出ると、隣の男の子と会います。その子も友だちがいないというので、「友だちなしクラブ」を作ります。公園の出口が分からなくて泣いているおまわりさんを助けるおはなしには笑ってしまうでしょう。給食のテーブルをひっくりかえしたという罪をかぶせられて悔しい気持ちのままの帰り道、出会った校長先生がダッドリーくんを励ますおはなしはぐっときますよ。アーノルド・ローベルの挿絵がファンタジーに誘います。平和とは、こういうダッドリーくんの毎日が積み重ねられることではないでしょうか。続きのおはなし作りをするといいですね。(岩辺泰吏)