読書のアニマシオン研究会

次回の例会のご案内

2020年月5日(土)14:00~16:30

会場:日比谷図書文化館 小ホール

 ショートアニマシオン「オリンピック秘話でアニマシオン」アニメーター・笠井英彦

ワークショップ「ブルーナ絵本でアニマシオン〜こんにちは!うさこちゃん〜」

アニメーター:笹島朋美

定員25名。完全予約制です。8月1日より予約を受け付けます。

笠井まで hidehikok@yahoo.co.jp

Twitter https://twitter.com/animationclub1

今こそ読もう、この1冊!!14

 『親方と神様』伊集院静・作、イラスト・木内達朗

 

あすなろ書房 20202月 1,200

 外出自粛の下では、人との生きた会話もすくなくなる。心が自粛しないよう、風通しをよくしていようと思う。その一つが、読書だ。児童文学はことにこういう時に、心の風通しをよくしてくれる。

 『親方と神様』は今ちょっと評判の本だ。近くの書店では児童書のコーナーに並んでいた。昭和23年8月から12月、12才の少年由川浩太は幼いときの台風被害で父と姉を失って、母との二人暮らしだ。その夏、彼は鍛冶屋の能島六郎の仕事場をのぞき、毎日やってきてはじっと見ていくようになる。一人親方の鍛治職人としてやってきた六郎はしだいに浩太の来るのを喜ぶ気持ちが湧いていく。そこへ、浩太の母と担任教師がやってきて、義務制となった中学校へ進学するよう説得してくれと頼む。浩太は小学校を出たら六郎の弟子となって鍛冶屋になりたいと願っているのだった。浩太を説得するために、六郎がとったのは、自分が鍛冶屋になろうと決めて親方についた時に、親方が示してくれたことだった。そこが深い感動となる。

 ここから先を書くと、全部話してしまうことになるのでやめておきましょう(笑)

 

 この不安の「巣ごもり」の中で、“何となく不安”症候群が現れるが、その動揺をすっとしずめてくれる。この著者の本は、『機関車先生』と『ノボさん 正岡子規と夏目漱石』くらいしか読んでいないのだけど、いつも深い、しかしさわやかな読後感に包まれる。これはすぐ読める短篇です。イラストがとてもいい。凛とした世界を醸し出している。(岩辺泰吏)

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7月例会「Youは何しにカナダへ」

youは何しにカナダへ」

 74日(土)5ヶ月ぶりの月例会を開きました。新型コロナ感染が再び広がる中での開催で、人数制限や検温、マスクの着用などの制約がありましたが、皆が集い、共に学ぶことの楽しさや充実感を実感する貴重な時間となりました。

 今回は、事務局メンバーの藤條学が1年間、家族でカナダでの体験をした報告でした。藤條学(以下TJ)、奥様のAKIKOさん(東京都小学校教諭)、息子さんのMINATOくん(現在小学校6年生)の3人が、カナダの美しい自然の画像や学校生活の動画、それにワークショップも入れて、わかりやすく、楽しく報告してくれました。カナダの学校を知ることで驚き、学び、考えされた、あっという間の3時間でした。以下、報告の要旨です。

 なお、TJ一家がこの報告で使用した資料は『ファンタジスタ』101号(54ページの資料)として会員には送付いたします。会員外でほしい方は笠井まで連絡してください。500円でお送りします。

【どこに行ったのか】

・1年間カナダには、東京都のインターンシッププログラムを利用し、学術休暇という形で

 行くことができた。

・家族を受けて入れてくれたのは、バンクーバーから1000キロメートル北上した小さな村の

 Babine Lake Elementary Secondary Schoolで、5歳から18歳までの小中高約40名ほど

 通っている学校。自然豊かな村の学校で先住民が多い。

【学校の様子】学校の動画を見て説明がある。

・学校はとても広くてしっかりした建物。

・朝、登校したら学校で朝ごはん。シリアルやヨーグルト、果物などを自由に食べられる。

 (国の政策)

10歳以上のクラスは、まず体育(PE)をして楽しく体を動かす。これによって子どもたちは目

 覚めていく。日本では技能の向上が目的となるが、とにかく楽しませることが主目的。

 ゲームの勝敗にもこだわらない。

・教室は広くて、いろいろな部屋がある。いろいろな席もある。

・サポートティーチャーが多くいて、先生方を支えている。78歳のベテランのサポート

 ティーチャーもいる。

・金曜日は半日。映画を観る時が多い。

・ランチは無料。ここにもサポートティーチャーがつくので、先生方は昼食休憩。

・金曜日に帰りの会があり、そこで1週間でよく頑張った生徒が表彰される。

 先生からアイスクリーム券などが与えられる。

・統一テストなどがなく、生徒は成績をあまり気にしない。

・学校には何を持ってきても良い。おじいさんに作ってもらった木刀を持ってきた生徒もいた。

・昼休み、校庭ではいろいろなことをして遊ぶ。ブランコ、そり、遊具遊び。

・授業中でも何を飲んでも良い。ホットチョコレートを飲んで授業を受けたり、先生から

 グミをもらったりもしていた。

 

 

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