『17ひきのマングース おきなわの空の下で』
ヒサクニヒコ/絵と文 子どもの未来社
1800円(税別)
1910年、17ひきのマングースが沖縄の那覇近くで放たれました。サトウキビを食いあらすネズミやハブの対策のためにインドから連れてきたのです。その後マングースは天敵のいない沖縄で3万匹にも増えて、島や野生動物を襲うようになってしまいました。1981年、沖縄本島北部の山原地区にはヤンバルクイナなどの天然記念物がいることがわかり、それを襲うものとしてマングースが指定されました。こうして莫大な対策費がかけられて北部地区のマングースはほぼ処分されました。人間の行動によって
沖縄のマングースはこのような道を歩んだのです。
著者は漫画家であり、イラストレーターでもあります。乗り物や恐竜、様々なテーマで分かりやすい絵と共に、子どもたちを科学に誘っている絵本です。絵は丁寧で、親しみ深いものです。(笠井)

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