『ゾウとクジラ 』 たなかしん
作 小学館 2025年7月
ゾウとクジラにはどんな繋がりがあるのでしょうか。こんな視点を持ちながら絵本をんでも楽しいです。この絵本に登場するゾウは、仲間から離れてしまい海の近くまで歩いてきたのです。初めて海を見たゾウは、海を知らないので「みずたまり」と言ったのです。そのことに気がついたクジラは、「みずたまり」ではなく「海」であることを教えたのです。そこからゾウとクジラは話をするようになったのです。ゾウは、陸の果物のことを「太陽の味」と紹介し、クジラは海の中の食べ物を必要な分だけ分け合っていることなど
を話しました。長い時間、話をしていましたが、そろそろお別れするときに、ゾウはクジラが海に戻れない状況になっていたことを初めて知りました。ゾウはどうしたらよいか悩みました。クジラは自分のことで悩んでいるゾウの優しい気持ちを知ったのです。そして、ゾウとクジラは・・・。それぞれ相手のことを考えて動き出したのです。最初からこの光景を見ていた月は、ほほえみながらふたりをてらしていました。最後の場面は、月の光がゾウとクジラが並んで泳いでいる姿にスポットをあてています。幻想的な絵がとても素敵です。(小山)

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