『聞くのが楽しくなる耳のひみつ』
今泉忠明/監修 植木美江/絵
創元社 2500円(税別)
本書は哺乳類の分類学や生態学を学び、上野動物園で動物解説員を務めている監修者
が耳や音に焦点を当てて描いた絵本です。
「聞こえるってどういうこと」から始まり、人の耳のしくみ、大きな耳を持つゾウの話、小さな耳のリスやモモンガ、耳が垂れ下がったウサギの耳と続きます。クジラやタコ、イカなど水中で暮らす生き物の耳、コオロギや蝶の耳も出きます。それだけではありません。耳に関する物語やことわざ、名画にある耳の話も。後半は音について、どうして音が聞こえるのか、音の性質や伝わり方など。最後は疲れた耳をやさしく癒す方法が記されています。耳や音に関することがこんなにも詳しく記されていてまるで耳と音の専門書を読んでいるようです。わかりやすい絵で描かれ子どもから大人まで楽しめます。 (笠井)

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