『戦争ってなに?』
こやま峰子/文 藤本四郎/絵
地平社 1600円(税別)
ぼくは国民学校の1年生。妹が生まれたばかり。希望に満ちていたはずなのに、おと
なりの和子ちゃんのお父さんにもぼくのお父さんにも赤紙が来た。
残された家族も空襲で家を焼かれ、街を逃げ惑います。作者のこやま峰子さんは北海
道立近代美術館の前庭にある「嵐の中の母子像」から幼い日の体験を思い出してこの作品を書きました。母親は子供を守ろうと必死に抱え逃げ惑っています。戦争は幸せな家族から父親を奪い多くの家族を引き裂いていったのです。 今も世界のあちこちで明日の命の保証のない日々を送る人々がいます。たくさんの家族が理不尽に引き裂かれていっているのです。私たちは体験者の声を通して「戦争ってなに?」と考え続けていかなくてはならないと思います。(笹島)

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