12月例会報告
12月6日(土)、中台小にて12月例会を開きました。今回、ショートアニマシオンは岩辺泰吏さんによる『月夜のみみずく』のストーリーテリング。アニマシオンはたまねぎチームによる「モリカズでアニマシオン」でした。とても寒い日でしたが、多くのことを学び温かい気持ちになりました。
■月夜のみみずく
『月夜のみみずく』(ヨーレン詩/くどうなおこ訳/ショーエンヘール絵)は一時小学校5年生の国語教科書にも載った名作です。岩辺さんがこの『月夜のみみずく』のストーリーテリングを決めたのは5か月前だといいます。それから、ほぼ毎日、朝の散歩時にこのお話を書いた小さな紙を時々見ながら繰り返し声に出して覚えたといいます。夏の暑い時も冬の物語を読んで歩いたと・・。今回はその成果がとてもよく表れていました。冬の夜明け、女の子とお父さんがみみずくを探し見つけるまでの話に、聞いている者は皆惹きこまれました。中でもみみずくを呼び寄せる鳴き声(「ホー。ホー」)は見事でした。ストーリーテリング『月夜のみみずく』の良さ、話を聞くことの心地よさを感じた時間でした。
■モリカズでアニマシオン
タイトルの「モリカズ」とは何だろうか?それが参加者の一番の疑問でした。そのなぞは最初に紹介された絵本『はじまるよ』で明らかになりました。この絵本の絵を描いたのは画家の熊谷守一。そう「熊谷守一のアニマシオン」でした。
3人~4人グループになり、まずやったのはこの絵本の表紙のような○をつかっての創作です。赤、青、黄、オレンジなど多くの色の丸い画用紙や色紙、そして四角の台紙が並べられ、グループでこの色を選び、「朝」と「夕方」のおひさまをつくるのです。楽しく取り組めて、グループによって朝と夕方のイメージの違いがよくわかる面白いアニマシオンでした。次のアニマシオンは熊谷守一の絵本『はじまるよ』の中の何枚かの絵から3枚を選び、その3枚の絵に文をつけていくものです。熊谷守一は身近な虫や鳥、花、猫などを日本画の技法を使って描いた画家です。花や虫、猫など数枚の絵から3枚の絵を選んでそれにあう文をグループで考えていきました。たとえば「豆に蟻」「海と図」「猫」の絵を選んだグ
ループは、「春 豆もアリも目覚めて アリはちょろちょろ 豆はずんずん」「海の肴は
ギョギョ」「ねむるわたしが ゆめのなか」と考えました。絵をよく見てグループで考え
て文をつくるとても楽しい取り組みでした。最後は熊谷守一に関するクイズです。これによって熊谷守一の人となりがよくわかります。
例えば「子供が病気になって暮らしに困ったときでも、そのために絵を描いて( )にかえることはできませんでした。やる気のあるときに描くだけです。気のないときに何にもなりませんから、そういうときには描きません」。この( )に入る言葉は?答えは(金)。4問のクイズが終わると熊谷守一のことがかなりわかりました。締めくくりに熊谷守一作品にアーサー・ビナードが詩作した作品の朗読がありました。今回のアニマシオンは熊谷守一の作品が何枚も用意され、それを使って考え、楽しく創作するアニマシオンでした。また熊谷守一の生きざまもよくわかりその生き方に共感できるものでした。さすがたまねぎグループ。画家熊谷守一に誘うディスカバリー型アニマシオンのモデルともいえるものでした。(記録:笠井英彦)

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岩辺 (月曜日, 08 12月 2025 15:09)
私は「朗読」と言っています。暗誦を含めてテキストのある「語り」で、絵本を見せながら演じる場合を、私は朗読と考えています。「読み聞かせ」ではなく「読み語り」だという人もいますが、それがどう違うのか、実際にやってみせなければ納得できないでしょう。私の場合はまさに「読み・語り」だと言えます。人の前に立って、”暗誦”してみせることが、こんなにも緊張するものかとあらためて認識しました。終わった時に、膝ががくがく震えていることに気がつきました。ちょっと1ページくらい飛ばしたかもしれません(笑)。怠け者なので、一日に一回しか練習しませんでした。朝の散歩はあまり人もいないし、ちょうどいいです。でも、週に二回ほど、布団の中で絵本を読みましたが、これがとても大事なことでした。絵本は絵本として覚えていくと、物語が体に入ってきます。次は、80歳の集いのときに覚えた『かさをささないシランさん』を再挑戦したいと思っています。「スパイ防止法」を許さないために。谷川さん、いせひでこさんがアムネスティ・インターナショナルの要請に基づいて作った絵本です。そして、いつか、神沢利子さんの『鹿よ おれの兄弟よ』に挑戦したいと思っています。