
『もしも明日、ぼくの足がなくなったら』
舟崎泉美/著 Gakken1400円(税別)
義足や車いすユーザー5人へのインタビューをまとめたノンフィクションです。切断の理由や義肢装具も現実をどう受け入れどのように生活しているのかも五人それぞれ違いますが、共通しているのは「足を失っても人生は失っていない」と、やりたいことを追い求め楽しみながら努力していることです。
義足の種類や仕組みがイラストでも説明してあります。常にメンテナンスや作り替えが必要で、わずかな段差や濡れた床が恐怖になることなど気づかされることが多く、社会課題も見えてきます。
もしも明日あなたの足がなくなったらと問われている気がします。まずは知ることが第
一歩。明るくたくましく生きる勇気と希望、そして優しさを与えてくれる一冊です。(平島)
コメントをお書きください