· 

今こそ読もう、この一冊!!164

『はるさんと1000本のさくら』

ただのぶこ作 中央公論新社 

「あと10にん。わたしは86さい。」

おばあさんばかりのこの村で一番若い「はるさん」 は、残された十人で考えます。こ

村に人を呼んでくるにはどうしたらいいのでしょうか。

「それよりもっともっとさきのことをかんがえよう」 

はるさんは、春、夏、秋、冬、みんなは何が好きか 聞き、これからの村のことを考え

ました。春に好きな 桜の木を植えることにしたはるさんたち。十人で苗木 を植え続け

いきます。村のもっともっと先を思いな がら・・・・・・。

とても優しい色づかい、絵のタッチが、村のおばあさんたちの気持ちと見事に調和しています。今を生きる自分にできることは何だろう。目の前の 子ども達、そしてそこから生まれてくる未来、そんな ことを思いながら届けたい一冊です。(名鏡)