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10月例会「コーヒー 世界を虜にした飲み物」

10月2日、10月例会を文京男女平等センターで開催しました。

 これまでは緊急事態宣言下であったためzoomでの月例会でした。久々の会場での月例会で、会場に集って語り合うことの楽しさを改めて痛感した2時間半でした。

■ショートアニマシオン

 「ようこそ『ふしぎ駄菓子屋銭天童』に」 

 ショートアニマシオンは渡部康夫さんの『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』でアニマシオンでした。『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』の世界に入り込んで、お話づくりを楽しむという、短時間でしたが、想像し創作する楽しさを感じものでした。

 グループには登場人物の人物カードが立てかけられています。また黒板には駄菓子屋の商品カードが貼ってあります。参加者は自分のグループの登場人物を説明したカードを読み、その人物が何を欲しいかを話し合い、それを駄菓子屋から購入し、その商品を使ってどうなるかのお話を作るという流れです。とても感心したのは、使用した登場人物の人物カードや商品カードなどがとてもよくできていたことです。全て渡部さんの手描きの作品だということです。ひとつのアニマシオンへの渡部さんの情熱を感じました。

■ワークショップ 

「コーヒー 世界を虜にした飲み物」

 ワークショップは私が行いました。これは中学生にやっているものを大人向けにアレンジしたアニマシオンです。コーヒー豆(生豆と焙煎米)、コーヒーの木、輸入の際の麻袋など実物やコーヒーに関する絵、動画などを使ってワークショップを進めました。また途中で自家焙煎したコーヒーを試飲してもらいました。

 まず使用したのが『世界を変えた6つの飲み物』(トム・スタンデージ著 インターシフト)で、作者が言っている世界を変えた6つの飲み物は何かをグループで話し合い、ここからコーヒーの話に入っていきます。そして「コーヒーは世界をどう変えたか目次の見出しを考えよう」ということで、これに関す

る3枚の絵を参考に考えてもらいました(答えは、フランス革命時、コーヒーハウスから革命が始まったということ)。そして次にコーヒーに関する9冊の本の紹介。9冊の本のタイトルと目次のカードを配り、その目次はどの本のものか当ててもらいました。最後に、今、コーヒーが抱える問題について映像を

観てもらいました。コーヒーを味わいながらのんびりした中でのアニマシオンをと考えていたのですが、ちょっと忙しいアニマシオンになってしまいました。詳細は機関紙『ファンタジスタ』に掲載します。(記録:笠井)

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コメント: 1
  • #1

    ゆうた君 (火曜日, 05 10月 2021 10:56)

    『銭天堂』の登場人物とその手に入れたお菓子から物語を想像していくアニマシオンは楽しかったです。いつも手描きのカード等を準備してくださっているのに敬服します。
    「コーヒーと革命」そしてその背後の児童労働や貧困、絶対的な支配を考えていくストーリーは、笠井さんのアニマシオンのテーマだと思う。自販機問題、スタバの問題等々、種は尽きないなと思い、ますます期待感がわきました。