![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=331x1024:format=jpg/path/sb115fffff9ddc753/image/id942cb399468db26/version/1587001283/image.jpg)
『おひめさまになったワニ』
著: ローラ・エイミー・シュリッツ
絵: ブライアン・フロッカ
訳: 中野 怜奈 出版社: 福音館書店
コーラ姫が生まれた時、王さまとおきさきさまは姫の愛らしさ・美しさにうっとりしました。でもすぐに、この姫が立派な女王になれるだろうかと心配になり、女王になるための教育を始めました。コーラ姫は、清潔を保つために入浴は一日3回、国の治め方を学ぶために退屈な本を何時間も読まされ、勉強のあとはトレーニング室を走りながら縄跳び500回の体力作り。犬を飼いたいという願いも却下されました。
教育熱心な両親に喜んでもらいたいと辛抱していたコーラ姫ですが、ついに名付け親の妖精にSOSの手紙を書きました。その手紙に応えてやってきたのがピンクのリボンをつけた緑色の大きなワニでした。この時からコーラ姫とワニの冒険が始まります。ワニは何をしたのでしょうか?コーラ姫の日常はどう変わったでしょうか?二人の大冒険は自分で読みましょう。子どもも大人もワクワクしながら楽しめます。帯に書かれている「いそがしすぎる子どもたちとその親へおくる物語」という言葉が胸に響きます。
ニューベリー賞受賞作家の文とコールデコット賞受賞絵本作家の絵による絵本です。
(廣畑 環)
コメントをお書きください