アニマシオンで道徳Ⅷ「みんなのなやみ」

 76日(土)は、読書のアニマシオン研究会(アニマシオンクラブ)7月例会でした。

 私はショート・アニマシオンを担当。「もっと詩を」ということで、谷川俊太郎「春に」を分担して暗誦輪読するワークショップをおこないました。クイズ風や「楽しい音読」、力強く群読はもうやめて、みんなが味わいながらその詩の世界を共有していくような方法を考えて試みましたが、ちょっととまどった様子でしたので、修正・工夫が必要があると反省しました。

 暗誦は言葉をからだに取り入れていくことですが、どうしても「正確に」という気持ちが働きます。自分の言葉にしてとりいれていくことが必要です。そこには「楽しさ」「協同性」が必要になります。

 

 本番のワークショップは笠井さんの「みんなのなやみ」です。これは今回の本『アニマシオンで道徳』(かもがわ出版)の紹介を兼ねています。重松清『みんなのなやみ』に沿いながら、なやみを分担し合って”回答者“になっていくものでした。この活動によって学級の仲間意識が向上していきます。中学生の声は本に紹介されています。

 詳しくは「ファンタジスタ」95号(81日号)で。ぜひご入会下さい。発行と共に、ネットで送信します。

 

ワークショップ終了後、会場で「出版を祝う会」を行いました。かもがわ出版でこの仕事を担当してくれた三輪さんと天野さんに感謝し、みんなから一言ずつの感想を話しました。アニマシオンクラブとしては4冊目になります。5年に1冊の割合で作ってきたことになります。次の山をめざして例会を積み重ねていきたいものと思いました。新しい事務局体制で新しい峰を目指すことになります。

 

 

 

 次回は97日(土)131630.特別例会:絵本『クンクーシュ』ができるまで。翻訳家中井はるかさん、装丁家:桂川潤さんと光陽印刷デザイン室です。難民になったねこ『クンクーシュ』の物語。素敵な本となるまで。