アニマシオンで道徳Ⅶ「サプール」

  明治学院大学白金キャンパス1号館1253教室。ショート・アニマシオンは、小山公一さんによる「つながりを考えて」。私と渡部さんはスタッフ「オッサンズ」。「とっぽーん!」「ぐわーくしょん!」などの擬音語と、「ビーだま」「かば」などの物の言葉(名詞)とを結びつけて短いワンセンテンスを作り、丸くなって発表する。これが「つながりを考えて」にふさわしく楽しい活動になったと思います。。テキストは『そしたら そしたら』谷川俊太郎ぶん、柚木沙弥郎え(福音館)。

 

 ワークショップは、宮崎大策さんの「アニマシオンで道徳」=『サプール』(青幻社)。コンゴ共和国に90年前から続く「サプール」というなぞの集団(?)。

 オシャレに生きがいをかけている。働いて得る収入の半分をファッションにかける。超一流のブランドで固める。歩き方もカッコよく。彼らの生き方がある。「サプールは戦わない」。ファッションが自由の表明であり、それができることが平和への意思表明である。「サプールは武器を持たない。軍靴の音は鳴らさない」を信条とする。「オシャレで優雅な紳士たち」のフランス語によるのだそうだ。つまり、コンゴ共和国はフランスの植民地だったのだ。 新しい世界を発見したというか、「世界は広い!」というのが、私の感想。くわしい内容は、機関紙「ファンタジスタ!」95号で(81日発行)。

 6月後半には『楽しみ・うたがい・議論する アニマシオンで道徳』(かもがわ出版)が出ますので、ぜひ手に取ってください。7月までのワークショップの内容は、この本に収録しています。

 

 

 7月例会は76日(土)13001630.明治学院大学白金キャンパス2号館2201教室。ショート・アニマシオン=「もっと詩を」岩辺&オッサンズ。ワークショップ=「アニマシオンで道徳」:「みんなのなやみ」笠井英彦。参加費500円。どなたでも。