10月例会「ようこそ図書館へ」

107日(土)13:30~16:00明治学院大白金キャンパス

「ようこそ図書館へ」

アニメーター石井・大谷・廣畑・福田・増田

「あったらいいな、こんな図書館」~

  1. ねらい・図書館の理念の発見  

・図書館の作り手になる体験    

  2. 対象 中学生から大人(クイズの内容を変えれば小学校中・高学年でも可)

 3. ながれ34人一組のチームを組む。ウォーミングアップクイズ「図書館の法律あるかな、ないかな」「図書館のウソほんと」に各自取り組む。

各自で解くことで「図書館」に関する法律にはどのようなものがあるか、どんな内容が書いてあるかを大まかに把握する。チームで相談してもよい。出来た頃にアニメーターが正解を発表。

次に、②より少し詳しく図書館に関する法律や宣言などが具体的に書かれている理念クイズに取り組む。チームで相談してもよく、出来た頃にアニメーターが正解を発表。

 ②③のクイズを通して考えたり知ったりした「図書館の基本的姿」(理念・目的・対象など)を基に、チームで図書館をつくる。テーマは「あったらいいな、こんな図書館」グループでクジを引きどんな地域を担当するか決める。(地域によっては複数のチームが担当)A 幼児から小学生までの子育て世代が多く住む地域 B 中学生、高校生が多い地域 C 高齢者が多く住む地域

D 多国籍の人も多く住む地域 チームで話し合い、四つ切り画用紙2にイメージ図や絵、文で表現する。

 ・施設設備 ・職員 ・置いてある資料・展示方法 ・イベント ・サービスなど  

 各チームの発表。

A:森の中に設置。森林浴もできる。

ドーム型でプラネタリウム、グランドピアノあり。子ども保育も高齢者との交流もある。職員は国際色豊か。本の中のぬいぐるみキャラクターや職員のコスプレーあり。

B:駅近。遅くまで開館。勉強スペース、おしゃべりできる、くつろげるソファ・畳。中高校生向きの資料、CD,DVDの充実。キャリア教育できるような資料と職員。舞台発表可。飲食可スペース。SNSの利用。

C:天国に一番近い図書館。保育園と併設。憩いの場、バリアフリー。動物と触れあえる。マッサージ機。運動、アニマシオン等のワークショップ。若者文化も吸収できるように。パソコン・スマホ講座。配達システムの確立。若い職員を配置。

D:国境なき図書館。全ての国に対応できるスタッフ。読み聞かせ、ファッションショー、民族音楽、料理などのイベント、手作り作品、アクセサリーの展示コーナー、主催者にも観客にもなれる場。

図書館に関する図書資料の展示・紹介。図書リストの配布。

4.討論より

クイズはテストのようだった。

想像力が限定されていた。例えば、空に浮かぶ図書館みたいにもっとはみだしてよかったのではないか。

横の掲示用黒板の使い方、本の見せ方など発表の仕方にもっと工夫を。

アニメーターより

図書館について知っているようで知らないことが多い。法的なことも学習して初めて知ったことも多く、そのことを基盤にもっと図書館を有効に活用していくことや主体的に作り手として関わっていくことを大切にしたかった。

○アニマシオンは啓蒙的な活動ではなく、楽しく活動していく中で、意図したことを

 

獲得していくことが基本。

5.感想用紙より

○図書館のウォーミングアップクイズ、理念クイズは難しかったのですが、免許取得の頃を思い出したり分かってないことがあったりして思わぬ学びになりました。話し合いでは固いという話がありましたが、それぞれのグループが出した理想の図書館は実際に生かしていきたいものです。各自地域で提案しましょう。

図書館サービスを受ける立場だけでなく作り手の立場に立つ姿勢でという言葉が印象に残りました。たくさんの図書館に関する本についてもっと紹介する時間があるとよいなとおもいました。とっても興味が湧きました。

 

図書館の設立の基本にたちかえってのアニマシオンの試み大変意義深く思いました。これから皆で育てていく一つが図書館でもあることを教えてくれました。(記録・福田)