読書のアニマシオン研究会

次回の例会のご案内

2024年5月4日(土)14:00~16:30

     場所:明治学院大学2号館2201

内容:菊池好江さんによる紙芝居のお話と実演

 参加費:1000円 学生無料

お問い合わせ先 hidehikok@yahoo.co.jp 笠井 

今こそ読もう、この一冊!!166

『パフィン島の灯台守』

マイケル・モーパーゴ作 ベンジー・デイヴィス絵 佐藤見果夢やく 評論社 

作者のマイケル・モーパーゴはイギリスで最も愛されている児童文学者のひとりです。一人の灯台守と灯台守に助けられた少年が再会する感動的な物語です。ニューヨークからリバプールに向かうスクーナー船が座礁しました。5歳の少年は母と一緒に近くのパフィン島の灯台守に助けられました。その少年が成人してパフィン島に帰

ります。島で暮らすと傷ついた一羽のパフィンを助けます。そこで過ごすうちに召集令状が届き戦争へ。戦争が終わると再び島に戻ります。すると島はパフィンでいっぱいになっていたのです。助けた一匹のパフィンが多くの友を連れてきたのです。そして妻、子どもとともにパフィンで暮らすことに。パフィンという鳥を中心に灯台守、助けられた少年が力強く生きる姿を戦争に反対する作者の思いも交えながら描く壮大で感動的な物語です。(笠井)

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4月例会「百科事典でアニマシオン」「国語の教科書の表紙でアニマシオン」

4月6日、本年度最初の月例会を開きました。ショートアニマシオンは平島和子さんによる「百科事典でアニマシオン」。アニマシオンは藤條学さんによる「国語の教科書の表紙で遊ぼう!」でした。

■『総合百科事典ポプラディア』

 平島さんとアニマシオンとの繋がりは2011年。前代表岩辺泰吏さんが鹿児島でやったアニマシオン講座との出会いだったといいます。その後、かごしまアニマシオン倶楽部に参加したり、宮崎でアニマシオンの研究会を開いたりしてアニマシオンの活動をしてきました。2015年に神奈川転居をきっかけに憧れの読書のアニマシオン研究会へ参加したと。平島さんのアニマシオン愛を感じました。

 ショートアニマシオンは「ダンゴムシの足をかこう」から始まり、2021年に刊行された『総合百科事典ポプラディア』を紹介。この『ポプラディア』使ってのクイズで進められました。「見出し語クイズ」①では、次の語句で『ポプラディア』に載っているものはどれか?「顔文字」「へのへのもへじ」「トトロ」「アニマシオン」など。「見出し語クイズ」②では、解説文から見出語を予想しました。また「どちらが見出し語にあるのかな?」では、〈ラッカセイ orピーナッツ〉〈だし汁orだし〉〈チューインガムor風船ガム〉が例として示されました。短い時間でしたがクイズを解く中で百科事典の面白さを体験しました。

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